健康な生活を送っていたはずなのに、突然「ガンです。5年生存率は50%です。」なんて余命宣告までされたら…
そんな1人の青年にスポットを当て、今までの自分や友達、彼女、家族との付き合いを見直していく様子をシリアスなだけじゃなく笑いと暖かさを織り交ぜて見せてくれる本作。
監督はジョナサン・レヴィン、実際にガンを克服したウィル・レイサー(彼の闘病中のエピソードが元になっている)が脚本・製作総指揮。『(500)日のサマー』、『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲン(プロデューサーとしても参加)、『トワイライト』シリーズ、『マイレージ、マイライフ』のアナ・ケンドリックがそれぞれ好演しています。
タイトルの印象からして、シリアスで暗めな映画という印象を持たれる方がいると思います。内容もそうだし、生存確率が50%と書いていればそう思わざるをえないでしょう。僕もその内の1人でした。
しかし、そんなことはありません、この映画。
暗い、明るい、悲しい、陽気、笑いのバランスが絶妙なんです。単に悲しくて泣けて重い映画というありがちなものではないです。
そんな絶妙なバランスの映画に仕上げた監督の手腕も見事ですが、アダムの親友カイル役のセス・ローゲンも大きく貢献しています。彼のユーモアによって単なる悲しい映画ではなくなったのですから。
また、この映画を見て思ったのは、周りの人々が病気になった人に対してどのように接するべきなのか、ということです。
アダムが病気になると、カイルを除くすべての人はよそよそしくなり、いつも以上におせっかいになったりと、アダムにとっての日常が非日常へと変わっていきます。
これは病気になった人にとってはとてもつらく、自分と一線を引かれ疎外感を感じてしまうことだと思います。今まで通り接して欲しいのに、何も自分が変わったわけではないのに、とても寂しい気分になります。
そんなときにカイルのような存在は大きいでしょうね。いつも通りに接してくれて、バカなこともしてくれる、ちゃんと自分のことを考えてくれる(後半のカイルの家での出来事は感動します)。まさに親友ですね。
前半は本当に病気のことを扱っている映画なのかと思うぐらい陽気で笑わせてくれますが、後半はシリアスでいろいろと考えさせてくれる良い映画です。ぜひとも劇場に足を運んでみてください。
スクリーンプレイスタッフ K・K
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