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2008 TWENTIETH CENTURY FOX
2009年2月28日(土)より日比谷スカラ座他
全国ロードショー |
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4年ほど前に最新の映画情報をレポートしていたこのコーナー。この度、その「スクプレTop News」が復活いたしました! 今後も、不定期ながら最新映画の情報を紹介していきますので、お時間のあるときにでも読んでやってください。
さて、記念すべき復活第1回目は、超大作のにおいが漂う『オーストラリア』です。主人公サラを演じるのは、言わずと知れたオーストラリア出身のオスカー女優、ニコール・キッドマン。そして、彼女の相手役は、あのもみあげの長さで有名な(失礼!)ヒュー・ジャックマンです。出演者は超有名、しかも『ロミオ&ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』を手がけた巨匠バズ・ラーマンが監督するとなれば、面白くないわけがない本作。しかし、私には一抹の不安がありました。それはこの映画のジャンル。
ずばり「世紀のエピック・アドベンチャー・ロマンス」。ぶっちゃけ何がテーマなのかよくわかりませんが、叙事詩的な歴史背景を軸に、冒険と恋愛を織り交ぜた作品ということらしい…。これはかなりヤバイ感が漂います。「ひょっとしてごった煮映画?」と怖いもの見たさで、試写に臨みました。
映画のストーリーは上の「Story」に譲るとして、ここでは私が目の当たりにした衝撃の事実をご紹介したいと思います。
まず私が驚いたのは、冒頭でのコメディ色の強さ。ニコール・キッドマンの顔芸(?)があったり、音楽とスローモーションを駆使して笑いを狙ったりと、ドリフばりのドタバタで見事に「大作」の雰囲気を消し去ってくれました。エピック・アドベンチャー・ロマンスにコメディまで加わって、さらに危険度が増しています。
そして、モテる男の押しの強さのごとく、オーストラリアの広大さをこれでもかと教えてくれる映像美。上空からのカメラワークで、地平線まで見渡せる広大な土地をスクリーンいっぱいに見事に映し出し、私を心地よい眠りへと誘ってくれました。
さらに、1本の映画にもかかわらず、3本立て続けに映画を見たようなお得感の提供。話の流れや音楽の盛り上がりから「そろそろエンドロールかな?」なんて予想を立てた私が愚かでした。まだまだオーストラリアの魅力を出し切れていないのか、さらにオーストラリアワールドが続きます。
極めつけは、出演者、製作スタッフのほとんどがオーストラリア出身者という事実。監督と主演の2人はもちろん、脇を固める俳優陣、衣装、撮影、音楽にいたるまで、オーストラリア出身者の顔がずらり。もう、この映画は、オーストラリアの、オーストラリアによる、オーストラリアのための映画といっても過言ではありません。
と、まあ、結局、「オーストラリア愛」をふんだんに盛り込んだ映画だったのですが、タイトルが『オーストラリア』なんだから、間違っちゃいないわけです。
この映画が何を言いたかったのかは人ぞれぞれで捉え方が違うと思いますので、一概に言えないところはありますが、オーストラリアをこよなく愛する方には、間違いなくオススメできる映画ですね。
(工藤 隆志)
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